機材は何でもいい
kumamoto
フィルムカメラで撮影しなくなってもうしばらく経ちます。
一時期あれほど所有していたカメラも今では最低限のものしか残していません。
単純に、「撮る」という機能だけなら携帯電話でもiphoneでもよさそうなものですが、機材は何でもいい、とはいえ、やはり最低限の条件はあります。
自分でシャッタスピード、絞りを調節できること
露出補正が可能であること
この条件さえ満たしてくれればある意味、自分の技術でどうとでもなるのは事実です。
ただ難しいのは、写真を趣味として見る時に、機材に対する愛着が撮るものにどう影響してくるか。これが重要になることもしばしばあります。デザインや操作性といった嗜好でなくとも、万が一のときに故障した、バッテリ低下が激しいなどの症状が起こった場合、果たしてそのカメラに愛着を抱けるか?ということです。
自分がデジタルになかなか移行できないのはそういった事情もあります。
現実問題として、安価に写真の趣味を続けるならば、すでにデジタル一択しかないわけですが、電子制御された基盤だらけの機械はともするとあっというまに陳腐で時代遅れのものに成り下がります。交換部品が永年提供されるわけでもなく、かといってメカニカルカメラが部品を削りだして作るように基盤をワンオフ製作できるわけでもありません。
理想としては、従来使っていた一眼レフにCCD、バッテリなどをアセンブリで取り付けて使用できれば言うことなしですが、まだそのようなカメラやサービスは登場していないようです。
現在、僕がメインで使っているのは5年半も前に発売されたricho caprio R5です。
4000枚弱しか撮っていないにもかかわらず、すでにAFは使えなくなっています。28mmの被写界深度をいかしてピント固定で撮影していますが、あとどれだけ持つのかは微妙なところです。メインにしようにも、このカメラには上に挙げた条件で適合するのは露出補正できることのみ。
ここはひとつ、デジタル一眼かミラーレス一眼を手に入れようか、と考えています。
たぶんしばらくは収入的に厳しいので、まだ等分先になりそうな気はしますが。
by telomerettaggg
| 2012-04-09 14:02
| RICOH caplio R5