NEWオートバイを契約してきました
オートバイを新車で買うのはホンダNS-1以来20年以上ぶりになります。
買うにあたって紆余曲折を重ねながら現在の結果に至ったわけですが、悩んでいるときが一番楽しいとはいえ、自分が欲しているのは一体どんなバイクなのか困ってしまいました。
ただ、どうしても一台で全てをまかなえるオールマイティな存在はないので、ツーリングに最適な一台で、なおかつ街乗りもそこそここなせるもの、という条件で選びました。
最初に候補に挙がったのはカワサキZ250です。
フルカウルモデルのninjaもあるのですが、デザインが好みではないのと、カウリングの必要性をあまり感じなかったので除外しました。GPZから熟成されてきた並列2気筒エンジンは信頼性もありますし、とりまわしも軽いのはいいのですが……
結局デザインでボツとなりました。
実は、250ccクラスはあまり選択肢がありません。
クラシックスタイルのエストレアやCB223などはスポークホイールでパンク修理しにくい時点で除外ですし、セローを筆頭とするオフロード車も同様の理由で敬遠してしまいます。
そんな時、ホンダからCBR250RのノンカウルモデルCB250Fが発売されることになり、非常に燃費がよくリーズナブルな価格だったので心が揺らいだのですが、実車を見てこれはなしだな、と思ってしまいました。質感が安っぽすぎるのです。安価なので仕方ない部分もあるでしょうが、個人的な許容範囲を超えてしまうと、もう食指が動きませんでした。
ホンダからは非常に耐久性のあるVツインエンジンを搭載したVTR250というバイクも発売されています。しかもハーフカウルモデルのFもあり、とてもいいのですが、なにしろ純国産なだけあって高い。CB250Fが定価46万円なのに対して、VTRはほぼ60万円します。差額14万円分の満足感が得られるだろうか?と考えたとき、答えはNOでした。
あと、ここまでいろいろ書いておきながら、しかも現在乗っているのがFTRでありながら、実はホンダはそんなに好きじゃないんですよね。安心感があって、乗りやすい、けれど面白みがない、というのが実感です。それが好きだという方も大勢いるのでしょうが、ひねくれている私は結局別のメーカーにしました。
それが、これです。
スズキGSR250Sです。
正直、最初は全く選択肢に入っていませんでした。
なにしろ大きいのです。250なのに750くらいの車格があり、24PSなのに180kg以上の車重は取り回しに大変だろう、と一顧だにしていなかったのですが。
ツーリングモデルとして考えたとき、大きな車体は荷物を積むのにとても便利です。しかもGSRにはセンタースタンドが装備されています。チェーンのメンテナンスするにもパンク修理するにも非常に便利なのに、250クラスでセンタースタンド装備しているのはこのGSRとエストレアくらいなのです。
しかもリアショックは8段階の固さ調整が出来るので荷物の量によってセッティングを変えることもできます。タコメーターはアナログ式で、ギアが何速に入っているかわかるシフトポジションインジケータまで装備しています。
そしてなにより、価格が安い!
一番の懸念材料だったのは、中国でライセンス生産していることでした。中国製品は安かろう、悪かろうのイメージがついているので、故障、トラブルがないのかとても心配だったのですが、輸入したスズキは全車を入念にチェックしているらしく、いまだにトラブルの話は出ていません。それどころか、アジア戦略車としてかなりの未舗装道路で使用することも想定していたのか、車体、エンジンともに頑丈らしいのです。重いのは派手好きな中国人向けかと思っていました(そういう面もあるのでしょうけど)が、耐久性を増すために厚めのミッションギアを使ったり頑丈なシリンダーブロックを使ったりしたことで結果として重くなってしまったのかもしれません。
ちなみに普通二輪免許を取得して最初に乗ったのが重量200kg越えのZZ-R400だったので、大きいバイクに対する不安は余りありません。
どうやら、私のように考えている人が多いらしく、バイク屋さん曰く最近はノンカウルモデルのGSRよりSのほうが売れているとのこと。おかげで納車は9月の末ごろになるらしく、またなければならないのが唯一のマイナス要素ですが、届いてしまえばこっちのものです。それまで必要な用品を揃えながら指折り数えて待つこととします。
by telomerettaggg
| 2014-08-24 11:44
| SIGMA 30mmF2.8DN