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GSR250Sのウィークポイント

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 「自由に使える5万円、あなたなら何に使いますか?」という質問に今ならめちゃくちゃ悩んでしまいます。バイク関係でならば、ヘルメットの少しいいものが買えますし、GSRにパニアケースを装着することも出来ます。最近ブーツに凝りだしたのでレッドウイングのエンジニアブーツも欲しいところです。
 まあ、なににせよ、そんなお金は人生何十回目かの引越し費用であっという間に消える現実が目の前にあるのですが。テロメアですこんばんは。



 去年9月に納車されたGSR250Sの走行距離はようやく6000kmに届くところです。GWの帰省で3000km走っていますので実質ほとんどが100km以内の近場ツーリングメインですが、現時点での気づいた点をいくつか挙げていきます。

 先に結論を書いておきますが、現行の250ccクラスでツーリングバイク用途では最高の選択肢だと思っています。無論どこへツーリングに行くかによって変わってくるかもしれませんが、オンロード及び軽い不整地しか走らないライダーにとっては他に替えがたい存在です。

 大柄な車体は走行中の安定感を生み出します。リアボックスとタンデムシートに荷物を積んでもその性能はびくともしません。ハーフカウルがもたらすウインドプロテクション効果は走行時の疲労を低減します。しかしフルカウルほどの威圧感もなく、整備もしやすい利点があります。
 法定速度内においてならばワインディングロードもほぼ軽快に走りぬけることが出来ます。大柄ゆえに低速コーナー、とくに複合コーナーは苦手ですが、目を三角にして走るような性格のバイクではないと理解していればそこは及第点をあげてもいいでしょう。

 アップハンドルがもたらす楽な姿勢もツーリングには向いています。当然、尻肉の厚さは個人差がありますが、1日半で1200km走ってお尻が我慢できないほど痛くなることはありませんでした。


 さて、ここからが本題です。購入するまでに検討を重ねて手に入れたバイクです。
 贔屓目も入って良いことばかりを挙げたくなるのが心情でもあり、あばたもえくぼになりがちですが、そこをグッと堪えて気づいたいくつかのウィークポイントを書き出していきます。

 どうしても気になるのはやはりその重さです。装備重量で180kg前後ある車体は600ccクラスとみまごうばかりなので、たしかに取り回しはきついかもしれません。今のところ押し引きしている時に支えきれなくなって倒してしまったことはありませんが、気軽に押せる車格のバイクでないことは確かです。

 
 次にエンジン特性。並列2気筒エンジンは下からトルクもあって10000rpmまでストレスなくまわりしかも振動も驚くほど少ないのですが、なぜか常用域の5500rpm付近にトルクの谷があります。それほどエンジンの挙動に神経質ではない私でも明らかに息つくのがわかるほどです。

 ただし、この2つはマフラーを交換することでかなり軽減されます。ノーマルの2本出しマフラーとサイドスタンドを取り払うことで9キロ近い軽量化になり、取り回しはかなり楽になりました。
 また5500回転付近の息つきも、一気に7000rpmまで吹け上がるのでほとんど気にならないレベルになっています。

 ここからが人によっては少し深刻になります。
 アップハンドルでポジションが楽、と先に書きましたがこれが両刃の剣になっており、バランスを崩して体勢を持ちこたえたいとき、特に立ちゴケしそうになって堪えようとしたとき、などハンドルが高すぎて支えきれない!という場面が今までに2回ありました。そのうち一度は倒しました。

 具体的に説明します。
 一時停止して安全確認し、発進しようとします。このとき1速に入れているつもりが実はニュートラルになっていてアクセルふかしてクラッチを繋いだのに発進できない!バランスを崩す!という場面につい先日遭遇しました。
 このとき、ハンドルが高くて前にある=腕が曲がっている状態になります。
 水の入ったバケツを持つときのことをイメージすると判りやすいのですが、重いものを持つときに腕が曲がっていては長時間持つことは出来ません。これと同じで腕が曲がった状態でバイクが倒れそうになっても力が入らずさらに傾きます。そして一番力を入れやすい(耐えやすい)腕が伸びた状態のとき、もうバイクの重さを支えることが出来ないくらい傾いてしまっています。たいていの場合そのまま堪えきれずガシャーン(涙)です。
 先日のケースのときは、たまたま足場が少し盛り上がっていたことに加え、右倒れそうになったこともあり、「いや駄目だ駄目だ!右に倒れたらマフラが大破するかも!絶対に耐えねば!」という火事場のクソ力的な意思でもってどうにかこらえきれたのですが、どっちにしても左にはこかしています。
 ちょっとした救いになるかわかりませんが、左の立ちゴケの場合、ハンドルを左に切った状態で倒せればカウルは無傷で済みます。ハンドルバーエンドとクランクケースの下がわずかに削れる程度です。それでもやはり倒したくはないことには変わりないですが。

 体力に自信がある、あるいは175cm以上の方ならそれほど問題ではないかもしれませんが、私と同じような160cm前半だとかなりきついかもしれません。

 ラストにもうひとつ。
 バイク自体の特性なのか、タイヤに起因するものなのかわかりませんが、ある一定以上のバンク角を超えると車体が急に倒れこみます。建前上法定速度以上についての挙動は差し控えますが、低速であっても、それまでオンザレール感覚で曲がっていたのが急に倒れこむように曲がりだすので戸惑うかもしれませんし、それに怯えてブレーキをかけようものなら一発で転倒しかねません。
 路面状況によるのかもしれませんが、この「ここから先は倒れこむよ」の範囲をよく把握できるまでは無理なコーナーリングは避けたほうがよさそうです。具体的に何度のバンク角で、と言えるほどのスキルと分析力がないのが歯がゆい気持ちですが、ステップを擦るほどの角度でないのは確かです。乗っておられる方は充分注意しましょう。そしてタイヤを変えたらなくなったよ!などの情報もお待ちしています。

 
 なににせよ、私はこのGSR250Sがとても気に入っています。他のバイクを買うにしてもおそらく買い替えではなく買い足す方向で考えるくらい、ツーリングするには唯一無二ではないかと思うくらいです。








 たまにブログのアクセス解析を見ると、たまにしか更新していないのに驚くほど(といっても3桁に届かないほどですが)の方がいらしているようです。なかでも検索ワードの上位がこの「GSR250S」です。ノンカウルはそこそこ売れているようなのですが、フルカウルモデルのFが出た今、Sは不人気車種になってしまうのでしょうか?個人でSに乗っている方のブログや情報が極端に少ないのは、私のような中年受けするバイクだからなのかもしれません。そしてそんな世代はあまり積極的に情報発信していく年代ではないのかもしれません。


 ときたまGSR250Sについてのエントリをあげていきますので、気が向いたらまたいらしてくだされば、とても嬉しいです。
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by Telomerettaggg | 2015-06-11 04:29 | SIGMA 30mmF2.8DN