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雨・京都・夜

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 だいたいいつも微妙な雨男で、降り出したかと思えばやんだり、その逆だったりすることが多い。降りそうにないからな、と思って傘を持たずに行けば(そもそも、俺は傘を持っていない)いきなり降りだして、すぐ止む。
 濡れた俺は途方もなく濡れた衣服に心地悪さを感じながら、理不尽な天候に罵声を浴びせたくなる。

 まったく関係ないが、「理不尽」をずっと「李夫人」だと思っていた。だれかがその言葉を口に出すとき、
 「もう、ほんとに李夫人だよね」と聞こえていたため、誰だそれ???、と疑問符つけまくりだった俺は子供だったなあ。

 
 閑話休題。
 その日、京都に着いたのは20時を少し回った頃で、宿へ向かうバスを駅前で待ちながら、行き交うバスの流れをなんとなく撮ったり、やるせない、行き場のない爺さんの後姿を撮ってみたりしていた。
 電車の扉から雨が降りこむほど降っていた雨も、こちらでは降っておらず、雲の切れ間から月すら見えていた。なのに、バスに乗り込んだ直後にまた降り出す雨。降りたときには土砂降りに近くなっていた。

 またやられた、と思いながらも荷物を濡らさないようにしながら宿へと向かう俺の頭の中には、いまだ見たことのない中国の李夫人が駆け巡るのだった。
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by telomerettaggg | 2007-06-27 16:52 | summaron 35/3.5