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ただの猫好き

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 街を撮り歩いていて見つけたら必ず撮りたくなるのが猫です。
 人懐っこい猫ならまだしも、野良は大抵警戒してそんなに近寄ってくれませんので、たまに寄ってきてくれるとうれしい限り。珍しくF1.2の開放爆薄ピントでまともに合ったものがあったので、数年前のですがアップしました。ああ、猫島行きたいなあ。江の島行きたいなあ。






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by telomerettaggg | 2014-03-31 00:47 | Nikkor50/f1.2 Ai-s

オートバイ故障

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 オートバイが故障しました。
 久しぶりに連休で、しかも快晴に恵まれたので喜び勇んで出発しようとメインスイッチをONにしました。FTRはキーONと同時にヘッドライトが点灯します。なるべくバッテリーをいたわるべくセルスイッチを押したとたん、ヘッドランプが消灯しました。

 瞬間的にまずいことになったな、と思いました。それでもヒューズが切れたのだろうくらいに楽観視していましたが、バッテリーヒューズ、アクセサリー用のそれを点検しても切れていません。電装系のトラブルです。セルも回らない、リレーのカチっという作動音もしない、全くの無作動状態に陥りました。おそらく、ですがどこかの配線がショートして断線したのではと思われます。電圧計を持っていない上、どこが切れたか不明の配線を見つけ出そうにも素人の私には不可能なので、バイク屋さんへ入院させることにしました。

 や、やっとバイクに乗って楽しい季節になったのに・・・

 上の写真は急遽予定変更して午後から自転車で市内を走ってきたときに発見したものです。パンダ即死してますよね。

 明日は関東地方は大雨の予報です。
 泊りがけでツーリングするつもりだったので、先ほどそのことを知って、バイクが故障してよかったのやら悪かったのやら、微妙な感覚に陥っています。いや、故障はしないに限ります。







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by telomerettaggg | 2014-03-29 19:31 | SO-03D

【漫才】映画化

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佐賀「はい、どうもー、静岡出身の佐賀と」

ジョン「ベネズエラ生まれ福岡育ちのジョンです」

佐賀「またこの舞台に立たせていただいたわけなんですけども」

ジョン「またおんなじ客がいる!暇なの?」

佐賀「そういうこと言うんじゃないよ。今日は二人の共通の趣味について話そうかと思うんですが」

ジョン「お前と共通?そんなものねえ」

佐賀「いきなり毒舌ですねえ、なんかあったんですか?」

ジョン「昨日映画を見に行ったんだけどさ、それがすごくつまんなくて」

佐賀「やつ当たりはいけないなあ。でもこれから話そうとしてたのが映画のことなんですよね」

ジョン「それより聞いてくれよ。その映画がさあ、頭がビデオカメラの男が出てきて映画を盗んじゃ駄目!って演技するだけのクソつまらない話でさ、俺すぐでてきちゃったよ」

佐賀「それ映画泥棒じゃないか!予告編の前に帰ってくるやつがあるかい!」

ジョン「それでさ、それなら自分たちで面白い映画を作ったらいいんじゃないかと思ってさ」

佐賀「作る?それは大変ですよ。お金もかかりますしね」

ジョン「そこは俺たちまがりなりにもテレビ業界にいるわけじゃん。テレビのスタッフ、いやスタッフゥ~を使えば解決するわ」

佐賀「人の持ちネタ真顔でパクるんじゃねえ!」

ジョン「でも、いいだろ。テレビドラマが映画化することなんてよくあることだし」

佐賀「それは、まあそうですね」

ジョン「だいたいさ、どんな番組でも頭に劇場版ってつければそれっぽくなるんだよ」

佐賀「言いましたね。たとえば?」

ジョン「じゃあ、お前が 劇場版 って言ってくれよ。俺がその後にいい感じの番組名を怒鳴るから」

佐賀「わかりました。じゃあいきますよ。 劇場版!」

ジョン「水戸黄門!」

佐賀「あ、いい感じですね。時代劇は映画にしやすいですしね。じゃあ次」

「劇場版!」「ガキの使いやあらへんで!」

「劇場版!」「怪傑えみちゃんねる!」

「劇場版!」「火曜サスペンス劇場!」

佐賀「ちょっと待て」

ジョン「なんだよ」

佐賀「劇場版って言ってるのに最後にも劇場って言ってるし」

ジョン「でも、火曜サスペンス劇場って劇場って言ってるくせに劇場化してないじゃん。このさい映画化しようぜ」

佐賀「お、おう。なんかもやもやするけど言いたいことは判らないでもないです」

ジョン「あとさ、最後に ザ・ムービー!ってつけてもいいんだぜ」

佐賀「そうですね。踊る大捜査線ザ・ムービーとかありますからね」

ジョン「じゃあ、それ言ってみよう。やること判るな?」

佐賀「あ、はい。僕がザ・ムービーって言えばいいんですね」

ジョン「タモリ倶楽部!」「ザ・ムービー!」

佐賀「タモリさん普段どおり流浪の番組作ってそうですね」

ジョン「エキサイティングナイター」「ザ・ムービー!  っておい!」

ジョン「なんだよ?」

佐賀「ナイター・・・って野球だよな?」

ジョン「それがなにか?」

佐賀「野球をどうやって映画化するんだよ?」

ジョン「馬鹿、野球は筋書きのないドラマなんだぞ」

佐賀「それはわかりますけど、なにか事件でも起こるんですか?」

ジョン「いや、野球を生放送でスクリーンに上映する」

佐賀「それただのパブリックビューイングじゃねえか!」

ジョン「これはなしか」

佐賀「当たり前ですよ」

ジョン「次は自信作だ。行くぞ。三分クッキング!」

佐賀「ザ・ムービー!……どこが?」

ジョン「番組放送中に殺人事件が起こるんだよ」

佐賀「それはちょっとおもしろそう」

ジョン「もう内容も考えてるから予告編だけでも聞いてくれよ」

佐賀「わかりました……」

ジョン「さあ始まりました三分クッキング。今日のメニューは流し素麺の装置を使って小松菜のおひたしとキムチを流します」

佐賀「奇抜なメニューですね」

ジョン「キムチを食べた出演者の一人が突然苦しみだしてその場に倒れる!騒然とする現場!やってきた刑事が叫ぶ。どうして現場にキムチが流れるんだ!」

佐賀「織田裕二じゃねえか!血じゃくてキムチて」

ジョン「別の刑事が叫ぶ!小松菜にかけて!」

佐賀「はは~ん、金田一少年の事件簿ですね。じっちゃんの名にかけて、ですか?」

ジョン「小松菜に胡麻醤油をかけて!」

佐賀「食おうとしてんのか!殺人現場だぞ!」

ジョン「犯人は……キューピー、お前だ!(声色を変えて)僕が犯人です……」

佐賀「急展開すぎるだろ!」

ジョン「だって三分クッキングだぜ」

佐賀「え?」

ジョン「上映時間三分に決まってるだろ」

佐賀「予告編じゃなくて本編じゃねえか!」

ジョン「だめ?」

佐賀「短すぎるでしょ。あと料理を食って人が死んだらスポンサーいなくなっちゃいます。一社提供だから番組終了しちゃいます」

ジョン「そっかー、じゃあ次ね」

佐賀「まだあるんですか!?」

ジョン「アニメを実写映画化しよう。キャシャーンやヤッターマンやガッチャマンだって映画化したんだぜ」

佐賀「微妙にコケたやつばかり引き合いに出しましたね」

ジョン「もっと有名名作アニメにすれば大丈夫だって」

佐賀「例えばどんな?」

ジョン「劇場版アルプスの少女ハイジ」

佐賀「あ、それはちょっと見てみたいかも。でも配役は大事ですよ?」

ジョン「まかせとけ。まず主役のハイジは芦田愛菜」

佐賀「イメージが違うけど、名子役ですもんね
芦田愛菜ちゃん

ジョン「ペーターは岡田将生、クララは堀北真希」

佐賀「なんかそっちでラブストーリーが生まれそうですね」

ジョン「おじいさんのおんじ役は
北大路 欣也、そしてもっとも重要な役は」

佐賀「あれ、もうメインキャスト出てませんか?」

ジョン「何言ってんの、セントバーナードのヨーゼフ役がまだでしょうが」

佐賀「犬は借りてくるだけじゃ」

ジョン「それでは発表します。ヨーゼフ役は、石破茂です!」

佐賀「政治家じゃねえか!」

ジョン「でもあの人犬っぽいだろ」

佐賀「そりゃそうだけど、どっちかというとブルドッグ系だろ」

ジョン
(メモをとる仕草をしながら)「佐賀君は石破茂をブルドッグ似だと言った、と」

佐賀「メモるな。そしてチクるな!」

ジョン(突然ハイジの演技を始める)「おんじ大変!ヨーゼフがユキちゃんを食べちゃったの!」

佐賀「食べるな!」

ジョン(石破茂のようなおっさんの演技で)「ラムは旨いなあ」

佐賀「ユキちゃん山羊だからラムじゃねえよ!」

ジョン「そういう問題じゃねえよ!」

佐賀「お前が始めたんだろうが!」

ジョン「クララが立った!クララが立った!ペーターも勃った!おんじも勃った!」

佐賀「下ネタ入れんじゃねえ!」(佐賀、ジョンに飛び蹴りを入れる)

ジョン「じゃあ、最後ね」

佐賀(ため息をつきながら)「まだあるんですか?……まあここまで来たんだから聞きますよ」

ジョン「フランダースの犬 ザ・ムービー!」

佐賀「宮崎駿、好きなんですね」

ジョン「主役のネロは、SAYAKA」

佐賀「いやな予感してきたよ。ネロは男の子じゃないですか?」

ジョン「そこは奇抜な抜擢で脚光を浴びるんだよ。そして……パトラッシュはダルビッシュ」

佐賀「もう問題が起こる予感しかしねえよ!お前最後の語感だけで決めただろ!」

ジョン「これがルーベンスの絵か。(女っぽい甲高い声で)ダル、じゃなかったパトラッシュ、なんだか私、眠くなって来ちゃった……(男の声に戻り)じゃああそこのホテルに……」

佐賀「やっぱ下ネタじゃねえか!」(佐賀、ジョンにパロスペシャルをかける)

ジョン「ごめん!悪かった」

佐賀「へえ、珍しいですね、ジョンが謝るなんて」

ジョン「だからもう一回だけやらせて?ね?」

佐賀「これが最後ですよ」

ジョン「やった!じゃあ最後は、劇場版ウサギと亀」

佐賀「とうとう日本昔話になっちゃった」

ジョン「ウサギ役は酒井のり・・・(佐賀にすごい目で睨まれて)違った、中村うさぎ」

佐賀「作家兼コメンテータじゃん」

ジョン「うさぎはね、寂しいと死んじゃうんだよ」

佐賀「結局そのセリフ言うのかよ!しかもあんた一度死に掛けてるじゃん!」

ジョン「亀はやっぱりスーパースターじゃないとね」

佐賀「え、誰?」

ジョン「追いかける立場の亀にふさわしい名セリフの持ち主ときたらこの人しかいない。木村拓哉」

佐賀「もういいよ」(先にセンターマイクを去る)

ジョン(木村拓哉のモノマネで)「ちょ 待てよ」

(二人で)「どうも、ありがとうございました~」
















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by telomerettaggg | 2014-03-28 19:48 | CANON LENS 50/1.4

ビールのおいしい季節

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 4月から消費税アップに伴って郵便料金の改定が行われました。封書は80円だったのが3%アップ=2円40銭で四捨五入で繰り下げて2円、葉書は50円が1円50銭で四捨五入で繰り上げて2円とどちらも同じ2円アップしますが、なんだか葉書はすごく損をしてる気持ちになるのは私だけでしょうか。テロメアですこんばんは。平成14年の年賀葉書がいまだにあります。


 ずいぶん気温が上がってきました。体を動かす仕事をしていることもあり、帰宅後シャワーを浴びてからのビールがおいしいです。もともとそれほどビールを飲むほうではなく、ウイスキーやバーボンなどが好きなのですが、渇いた喉を潤す存在としてビールも捨てがたいものです。

 とはいえ、本当の意味でのビールを飲むことは少なくなりました。どこかへ飲みに出かけたときに頼むのはコロナやカールスバーグのような軽めの、喉越しのいいものが好みです。苦味やコクより喉越しの良さで選んでいる気がしますが、普段飲むのは発泡酒や、第3のビールと呼ばれているような、酒税法の絡みでどんどん新しいものが登場するビールもどき?を飲みます。細かいことは判らないので、おいしければ何だっていいんです。

 最近気に入っているのは、ホームセンターのカインズホームがプライベートブランド(PB商品)で出している黄金(こがね)というビールです。350で80円以下という値段ながら、癖がなく飲みやすいのが好きです。逆に言うと、水のようにシャバシャバしているので、好みが分かれるでしょう。先ほど挙げたコロナやバドワイザーのようなビールが好きな方にはわりかし合うかと思われます。原産国がタイとあって、ああ暑い国のビールだからこういう味が好まれるんだろうなあと思っていたら、隅に「輸出オンリー」などと書かれていて、私の納得は一体なんだったのだろう、と恥ずかしくなりましたが、おいしいのでいいのです。

 群馬県では一般的なコンビニ、セーブオンでも販売されていますが、1本当たり10円くらい高いんですよね。私はいつもケースでまとめ買いしています。これはステマではありません。だから私の飲む分がなくなってしまわないよう、あまり買わないでください、などと書くと裏読みしてやっぱりステマだろう、とか思われるのは心外、などと思ったのですが、毎日このブログを読んでくださる方は全国に10名程度であり、そんなとこでステマやる手間のほうが面倒なのでどう思われてもあんまり気にしなかったりします。気にしないことをわざわざ書いているのは単に興が乗って来たのでキーボードの進みがいいだけなのです。あと、ビールが二本目に突入してほろ酔いでいい気分だからなのです。







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by telomerettaggg | 2014-03-27 19:04 | SO-03D

新しい買い物

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 先に書きますが、なにを買ったかは言いません。理由は、恥ずかしいから。
 ここ一年くらいで一番高価な買い物といえばオートバイで、その他、カメラやレンズ、PS3、レザージャケットなどいくつか心躍るものはありましたが、届くのをこれほど心待ちにしたものはなかったほどです。ここ5年くらい、買おうか買うまいか迷いまくっていたのですが、決めるときはあっさりと購入ボタンをクリックしていました。そのうち、さりげなく部屋の写真などアップしますので、片隅に置いてあるかもしれない「それ」を見つけたら各自心の中で呟いてください。変な人、とかおじさんなのに、とかはたまた私も持ってる!とか。

 届いたものを眺めてうっとりしている姿は誰にも見せません。いや見せられません。これ以上は墓穴を掘りそうなのでさようなら。








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by telomerettaggg | 2014-03-26 18:49 | SO-03D

NEX-3Nに液晶フード取り付け

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 ミラーレス一眼の上位機種にはモニタだけでなくEVFがついている機種があります。EVFとは一眼レフで言うところのファインダーですが、これを電子的に映し出しているのがちょっと違います。最近まで私は液晶(Ekisyou)View Finderの頭文字でEVFだと思っていましたが、どうやらEはElectronicだったことを知ったテロメアですこんにちは。


 明るい日差しの下ではモニタがとても見えづらく、手でひさしを作って確認していましたが、どうにも不便なので液晶フードを買いました。届いて早速取り付けようとしました。

 
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 なぜか、NEX-5R/T用のを買ってしまいました。なんとなく互換性があるような気がしていたのですが、爪の位置が違うので不可能です。返品交換しようかとも考えましたが、この爪がとても脆そうですぐ壊れそうな予感がしたので、ええいままよ、と爪をすべて折り、ビニールテープで装着と相成りました。幸い、液晶モニタのサイズは同じだったので、左右と下にテープを貼ればそこそこの強度はありそうです。少なくとも爪が折れて脱落することはないでしょう。

 これで日差し問題は解決です。閉じているときはモニタの保護にもなりますし、一石二鳥。しかしケースの上蓋が閉じれなくなりました。なくても撮影に支障はないのでいいでしょう。あとは、日差しが強かろうが弱かろうが、常にフードを持ち上げて使用することになってしまうのが多少わずらわしくもありますが、こればかりは仕方ありません。このカメラの装備としてはこれでどうやら完成したようで、あとは撮り歩くだけです。

 シグマのMerrillにも採用されたレンズがSONYのEマウントで出ているのですが、ちょっと欲しいなあと思ってるのは内緒です……





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by telomerettaggg | 2014-03-25 17:42 | SO-03D

ツーリング日和

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 Xperia acro HD SO-03DはAndroidスマホなので、写真を取ると自動でgoogle+に同期することが出来ます。上の写真は関東で大雪が降ったときに重みで潰された自転車置き場なのですが、googleのすごさというか不謹慎さというか、雪が写った写真を自動的にエフェクト処理で雪が降るように見せる処理になっており、見つけた瞬間、一体何を考えてるのかわけがわからなくなりましたテロメアですこんにちは。

 ずいぶん暖かくなってきました。
 ようやくオートバイのハンドルカバーも外せましたし、革ジャンで出かけるにも気持ちのいい季節です。防寒具のような印象のあるレザーライダースジャケットですが、実はそれほど寒さに強くありません。風は防ぎますし、転倒したときの保護にはなりますが、革はすぐ冷えるので役に立ちません。ライダースは体にフィットしたものを選ぶのが一般的なので、中に重ね着することも難しいんですよね。

 週末は久しぶりに連休なので、少し遠出しようかと思います。
 房総半島か、伊豆か、1泊2日なら名古屋あたりまで行動範囲に入るので、行き先は選び放題です。寒い地方はまだ無理かな……







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by telomerettaggg | 2014-03-24 18:11 | SO-03D

偽善もまた善

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GUESS NOTEの続きです。未読の方は読んでからこちらを読むと話が繋がります。





 昔の日本人が考えた地獄には「賽の河原」というものがあるらしい。親より早く死んだ子供が行く地獄だそうだ。そこでは子供たちが延々と石を積み上げている。全て完成しそうになると鬼がやってきてそれを全部壊してしまう。子供たちは泣きながらまた石を積むことになる。

 親より早く死ぬことがどれだけの罪なのかはさておき、初めから無駄だと判っているのにやらなければならない苦痛とはいかばかりか、そんな地獄には行きたくないと思う。ロシアかどこかの囚人の労働に、延々と穴を掘って、またそれを埋めて、また穴を掘ってを繰り返す拷問のような作業があるそうだが、ずっとやっていると人は気が狂ってしまうという。無意味な労働は人をも狂わす。


 窓枠に腰掛けた女を見て何の脈略もないそんな思考が一瞬よぎったのは何の意味があったのか、僕にはよく判らない。ただ、人はあまりにもありえないシチュエーションにでくわすと、とっさに反応できないことだけは実感できた。


 銀髪の女というものを初めて目にした。その髪は長く、腰まで届くほどだ。

 長い脚や、見るものすべてを少し小ばかにしたような切れ長の目は、あとから気づいたことで、そのとき目を惹かれたのは、黒い右目とはしばみ色の左目だった。


 「ちょっと、あなた誰ですか?」


 状況をいぶかしむ言葉が出たのはまるまる10秒以上経ってからだった。

 そもそも、ここは5階だ。彼女が腰掛けているのはその窓で、隣とベランダで繋がっているわけでもない。文字通り、降って沸いたような彼女の出現に僕は混乱していた。


 「知らないわ、そんなこと」


 僕をおちょくっているのだろう、と思った。頭のおかしい女だとしても、物理的にありえない状況で出現した挙句、わけのわからない答えだ。


 「カッパ橋ってなんですか、よく判らないけど、早く出てってください」


 そう言うしかなかった。女はおかしそうに髪を揺らしながら答えた。


 「だいたい状況から察しがつくでしょ。あなたの持ってるそのノート、それを見守るものよ」


 「あ、悪魔?」


 「こんな可憐な悪魔がいるものですか。そうねえ、天使だと思いなさいよ」


 自らを可憐と言う存在など信じたくはなかったが、どこかに人間とは別個の生き物らしい、という印象はぬぐえなかった。それくらい超然としていた。しかし、天使ではない?


 「あなたが思う天使の定義って何?それとはきっと違うけど、たぶんそんな感じの存在になるんでしょうね」


 僕は深呼吸して現状を把握しようと努めた。冷静に考えれば、信じがたいが、この人?はこの「ゲスノート」に関係しているのは疑いようがない。


 「天使でないとするなら、いったいなんなんですか?人間ではないってこと?」


 「人間じゃないわね。人間は5階の窓に突然現れたりはしないでしょう」


 僕はとりあえず今一番知りたい質問を投げかけることにした。


 「それじゃ、なんのために僕の前に?」


 女は心底僕を馬鹿にしたような目つきで脚を組み替えがら答えた。


 「決まってるじゃない、新しいノートの持ち主を見守るためよ。わからないことがあったらなんでも聞いてね。あ、今落としたカップはカッパ橋で買ったんだけど、代金はあなたの口座から支払ったからね」


 意味は判らないものの、床に転がったカップを横目に僕はPCを開いた。ネットで口座残高を調べると、果たして、数百円の支払い履歴が残っていた。もちろん、僕には覚えのない支出だった。

 

 「ルール違反の願いをノートに書くたびにあなたの頭に落ちてくるよ。少しずつ大きくなるから覚悟しといてね」


 楽しそうな彼女の言葉に、勘弁してくれよ……と心の中で呟きながらとりあえず疑問を投げかけた。名前は?このノートって一体何?


 「名前なんてどうでもいいけど、そうねえ、アンジェラとでも呼んでもらおうかしら」


 アキ?まあそれはどうでもいい。


 「あなたが下衆な願いを書けばそれが叶う。あたしはそれを見ているだけ。助言はするし、質問にはできるだけ答えるけど、それだけの存在」


 ものすごく気になっていた質問をする。


 「あの、なぜ、水着なんです?」


 なぜか彼女、アンジェラは白のビキニ姿だった。ワンルームの、わびしい独身生活の部屋にその姿は非常に違和感があった。不釣合いを通り越している。ファーストフードでバイトしているのに行き帰りは運転手つきのロールスロイスみたいな不自然さを帯びている。


 「え、いいじゃない。休暇くらいどんな格好でもいいでしょう?」


 ほとんど全裸に近い姿に僕は直視できない。ある意味、さきほどゲスノートに書き込んだ願いは叶ってると言えなくもない。休暇ってなに?僕の顔にはそん疑問が思いっきり出ていたのか、大まかな説明を聞かされることになる。


 いい?まず神の存在を信じる?まあ、信じてようがそうでなかろうがどうでもいいんだけど、人が神と呼ぶような、そんな存在はいるの。あなたたちが思っているような形ではないけれど。人間とは別個の生命体よ。その一部があたしだし、あたしが神そのものとも言えるし、そうではないとも言える。人の考える概念とは全く違うと思って。


 とても大きな、そうね、銀河系を覆いつくすほどの、無数の生命体が集合となってあたしたちは存在している。それを神と呼びたければそうすればいいし、その一部のあたしを天使と呼ぶのならそれでもいいわ。そんな神の気まぐれがノートを生み出したの。あなたがそれを使うもよし、放棄するもよし、それで神の怒りを買うこともなければ世の中に大きな動きを産むこともない、そんなもの。だから気楽にやりましょうよ。


 「休暇、ってなに?」


 「無数の集合体がずっと一つの存在でいることはとても強いけれど、それは均一化を生み出すと同時に脆さも出てくるって事。なにかひとつの致命的なことで、全体を殺すことにもなりかねない。そんな事態を避けるため、集合体から分離して新たな意義を得る、それがあたしのようなものだと思って。判らなかったら別にいいのよ。だからあたしのことを天使だと考えてもらって構わない」


 言っていることの意味はよく判らなかったが、要するに、このノートを持っている限り、僕のそばにいるらしい。休暇だからビキニであることの説明にはなってないと思う。多分に彼女の趣味なのだろう。そう考えることにした。


 「そもそも、このノートがこんなに面倒なのはどうして?単純に幸せになる願いを叶えるってだけでいいんじゃ」


 「不幸な人と幸せになる人のバランスを取るためね。それもまた受け取り方によってどうにでもなるのだけれど。それにしても殺風景な部屋ね。お客様にお茶くらいだしなさいよ」


 普段友人すら招いたことのない部屋に現れたお客様が水着の天使とは。

 たしかに、僕の部屋には何もない。机と椅子、それにPCのほかにはなにもない。TVは見ない。塾には行っているが学校に通わなくなって何年経つだろうか、一人暮らしの部屋とはいえ、おおよそ趣味といえるものがない僕にはこの部屋が過しやすかった。が、アンジェラの要求に応じてコーヒーを淹れる。


 幸不幸のバランスを取る。それ自体はわからなくもない。ある意味奇跡と呼べる手法で幸運なものだけを出し続ければ世の中の均衡は崩れてしまうだろう。


 「じゃあ、極端な話誰かに一億円あげて幸せにしようとしたら、どこかで同じ額を失って不幸になるってことだよね?それは判る。でもそれも受け取り方によるってのは?」


 「なにを幸運と感じて、なにを不幸と思うのか、そんなことは誰にもわからないわ。お金を貰って不幸になったと感じる人もいれば、ホームレスなのに心の平安を得る人もいる。そんなことは当事者でない限り誰にも判らないってこと。だから、ノートの条件にあることは文章どおりに受け取る必要ないし、そんなことは不可能だってことよ」


 「ノートには、不幸になる人、幸せになる人、双方一人ずつでなければならないとあるけど、じゃあ、どちらも結果的に幸せに感じたとしたらどうする?あなたが始めに書いた向かいのマンションのおばあちゃんは幸せになったとするわね。じゃあ、下衆な行為の対象となった若者は?本当に不幸なのかしら。階段を昇り降りすることで少し健康になるかもしれない。そのことを若者は幸せに感じるかもしれない。

 もっと言えば、エレベータに貼紙をしにきた業者は?定時を越えて余計な仕事を命じられたことで少し不幸かもしれないし、不況の中仕事が出来て幸運に感じているかもしれない。第三者に幸不幸の可能性を与えた時点でルールには反しているけれど、それにたいしての罰則はなにもないの。だから、あなたは頭に盥が落ちてくるリスクを負うけれど、あとは自由にやればいいわ。失敗するたびに盥は大きくなるし、代金はあなた負担になるけどね」


 目からうろこが落ちた気がした。

 なにを幸せか、それとも不幸と感じるかは人次第だ。それくらいのことは理解しているつもりでいた。しかし、エレベータ業者のことは頭からすっぽり抜け落ちていた。そうなのだ、そこにも人は介在していたのだ。


 「じゃあ、僕のやることは一体なに?誰かを幸せにすること?」


 「あなたのやるべきことなんて別にないわよ」

 僕の淹れたコーヒーを湯気に目をしかめながら、それでも満足げに飲みながらこともなげにアンジェラは言う。


 「そのノートで何かを叶えたからって世の中は何も変わらないし、世界が平和になるわけでもないわ。それでも無駄が無ではないことを理解できれば、あなたにとってそれは有益なものになるかもしれない。それだけのこと。あとは、どんなことを願うか、その顛末を見せてあたしを楽しませて。個の独自性を獲得することであたしは自分の存在意義を得ることができるようになるわ。あなたが飽きてノートを手放すまでがあたしの休暇、つまり分離した個としての存在でいられる時間なんだから。せいぜい長いこと楽しんでよ」


 無駄は無ではない、の意味はよく理解できない。けれど、憤懣を溜め込んでモラトリアム期間だと自分を慰めるよりもなにかのチャンスを得たのだ、と思う。


 鬼はなんのために子供が積み上げた石を崩すようなことをするのか。

 そこに意味を求めてはならず、しかし積み上げたこと事態に意義を見出せるようになることが、僕にとってなにか得がたいものを獲得できるような、そんな気がした。


 鬼と呼ぶにはあまりにも美しい肢体をさらす天使の存在を前に、僕はそんなことを思った。






 続く(らしいよ)








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by telomerettaggg | 2014-03-23 02:30 | summaron 35/3.5

時代をループする

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 同じものなのに、時代によって呼称が変わるのはよくあることです。おじさんの私はなぜジーパンのことをデニムと呼ぶのかよく判りません。デニムは生地のことであって、飛行機を鉄の塊と呼んでいるような違和感を覚えます。バイク用品で革製品はレザーウェアと呼ぶのに対し、ポリエステルやナイロン製の高機能ウェアを昨今では「テキスタイル」と言うそうです。馴染みのない言葉すぎて聞くたびに頭の中では「的屋(てきや)スタイル」の寅さんが浮かんでしまうテロメアですこんばんは。瘋癲(フーテン)というのは今で言うとDQNになるのでしょうか?


 本や映画は好きなのに、苦手なジャンルがあります。
 もともと非常に偏ったジャンルしか読まない・観ないこともありますが、その中でも恋愛ものが非常に苦手です。他人の恋路を見て楽しむことが出来ない心の狭い性格なのかもしれません。あるいは、すれ違いや意見の衝突で喧嘩したりくっついたりといった物語が、「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」的な無関心さに繋がっているのかもしれません。

 そんな恋愛ジャンルでも、細分化したある分野だけはなぜか心惹かれるのです。
 それが一昨日書いたような、時代を超えた物語です。恋愛にSF要素が加わることで、何がそこまで惹き付けるのか自分でもよく判らないのですが、無性に感動してしまいます。

 きっと、根底にタイムトラベルもの好きなのが関係しているのかもしれません。「バックトゥーザフューチャ」に始まって、「時をかける少女」あるいは少しマイナですが「サマータイムマシンブルース」など、タイムトラベル、あるいはタイムリープものの映画を繰り返し観ています。小説だと恩田陸の「ライオンハート」は生涯読んだ中でもベスト10に入る名作だと勝手に思っています。世代を超えて、男女がたったの1日だけ出会う、それだけの設定なのに心惹かれます。
 あるいは万城目学の「ホルモー六景」収録の「長持の恋」。
 バイト先の蔵に置かれた長持の中にあった木簡で過去の若者と不思議な文通をする少女の話です。文だけの、決して交わることのない時代の人と交流する、それだけのことに心が躍ってしまうのです。

 そういった物語を何かご存知でしたら教えてください。
 テロメアは涙を流して喜びます。

 

 ※その他、このジャンルの好きな小説・映画・アニメ

 【小説】乙一「君にしか聞こえない」
 
 【映画】ジュブナイル・リターナー・今、会いに行きます・恋はデジャヴ

 【アニメ】シュタインズゲート






 
 

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by telomerettaggg | 2014-03-22 03:47 | summaron 35/3.5

ものは考えよう

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 ここで書くのは多分初めてですが、ジムに通っています。
 日曜を除くとほぼ毎日です。このジムはちょっと変わっていて、休むときには前もって連絡しなければなりません。さらに変わっているのは、通常なら月いくらかの会員費がかかるはずなのに、逆にこちらがお金を貰えるのです。

 もう判ったかと思いますが、私の通っているジム、それは会社です。
 しかし、そう考えるとこの仕事を始めて体重は15キロ落ちましたし、いくら食べても太らないのですから、ジムのようなものと考えても差し支えないでしょう。単調な軽作業に飽きながら働くよりも、お金を貰って体を健康にしているとしたほうが精神衛生上もよさそうです。

 二つのシフトがあります。この時間(現在午前3時)に更新されている時は遅いほうのシフトで、帰宅時は真っ暗になります。安全のためにライトで照らしているのですが、手が塞がるのが面倒で最近ヘッドランプにしました。当然ですが、頭に装着しているので顔の向きに合わせて照らしてくれるのでとても重宝しています。

 昨日、この状態で歩道を帰宅中、前を歩いている人がいました。危ないからやめましょう、と言われているにもかかわらず歩きスマホしています。
 突然その人が顔を上げたと思ったら横っ飛びに体をかわしました。一体この人は何をやってるんだろうと怪しんだのですが、理由は私のヘッドランプでした。彼はその光を自転車のライトの灯りだと思ったのでしょう、気づいた瞬間回避行動を取ったのでした。
 自転車に勘違いされた私でしたが、逆に考えると人が自転車に変身した貴重な体験でした。何事も発想の転換で楽しくなりますね。「髪の毛が後退しているのではない、私という存在が前進しているだけ」という名言を残した人がいましたが、そんな前向きな思考でありたいものです。てっぺんからハゲてきたらどう考えればいいのでしょう?いろいろ悩みは尽きません。







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by telomerettaggg | 2014-03-21 03:27 | summaron 35/3.5