単純にはいかない
一説によると、子供の親への恩返しは、3歳までの可愛さでとっくに返しているのだという。
そう言ってもらえるならば、ふがいない暮らしを送って親に迷惑をかけていることを自覚していればいるほど、少しだけ気が楽になる。
しかし、それは親側として一面の真実なのかもしれないが、子がそれに甘えてしまうのは、また違うのだと思う。
いくつになっても子は子、親は親であることから逃れられず、幼い頃から親元を離れるまで他の誰よりも長い時間を共に過ごしたことで、実に複雑極まりない関係性になっている。
親子であり、他人のようでもあり、愛しい存在でもあり、これ以上ないほど憎悪の念を燃やしたりもする。
それが美しく昇華されているならまだしも、現在進行形で続いている以上、素直に感謝することはしにくくなる。
それでも、両親に感謝したい。嫌なこともあったけれど、やっぱり二人の息子でよかったと。
これからもよろしく。
by telomerettaggg
| 2012-04-29 21:05
| RICOH caplio R5