ドツキ漫才
佐賀「はい、どうもー、静岡出身の佐賀と」
ジョン「ベネズエラ生まれ福岡育ちのジョンです」
佐賀「そんな異色のコンビで漫才をさせていただいてるわけなんですけど」
ジョン「異色、ってお前それ有色人種をディスってんのか?ここがアメリカなら即裁判だぞ」
佐賀「あんたベネズエラだろ!」
ジョン「南米だから大きな意味ではアメリカだろうが」
佐賀「いや、そういう意味じゃなくってですね・・・」
ジョン「まあ、今日は勘弁してやるよ」
佐賀「すごい上から目線の発言にカチンときましたけど、いつもは、ねえ」
ジョン「俺らすごいドツキ漫才やってるからね」
佐賀「そういうのは、もうやめとこうかってね、話し合ったんですよね」
ジョン「お前にドツかれすぎて頭の形が変わっちゃったからな」
佐賀「そんなに殴った覚えはないんですけど」
ジョン「殴られすぎてハゲてきてるからな」
佐賀「それは遺伝だろ!(頭をはたこうとして)おっと、いけない」
ジョン「これからはさ、そういうときは優しく頭を撫でて諌めるってのはどうだ?」
佐賀「あ、それがいいですね、それでいきましょう」
ジョン「話のネタもなるべく揉めないやつにしてさ」
佐賀「そうですね、じゃあ、なににしましょうか」
ジョン「好きな女の子のタイプとかってどう」
佐賀「いいですねえ~、それなら大丈夫そうじゃないですか」
ジョン「早速だけど、お前の好きなタイプってどんなブス」
佐賀「いきなり喧嘩売ってるじゃねえか!」(ジョンの頭を撫でる)
ジョン「そうそう、その調子だよ」
佐賀「なんだか釈然としませんが、そうですねえ、やっぱベタですけど上戸彩ちゃんなんかいいですねえ」
ジョン(つまらなそうに)「普通~」
佐賀「いいじゃないですか、上戸彩ちゃんかわいいでしょ。あと堀北真希ちゃんね。もうたまんない」
ジョン(佐賀を見下した態度で)「そんなんだからお前はいつも普通すぎて芸能人オーラがないって言われるんだよ」
佐賀「そんなこと言ったって好きなんだから仕方ないじゃないですか。どっちもかわいいでしょ?」
ジョン「そりゃかわいいよ、かわいいけど、なんか足りない」
佐賀「なにがよ。ていうかあなたの好きなタイプってどんな人なのか教えてくださいよ」
ジョン「それ聞く?聞いちゃう?」
佐賀「いまそれを話してるんだろ!」(ジョンの頭を優しく撫でる)
ジョン「わかってもらえるかなあ、まずは、柴田理恵さんね」
佐賀「おっといきなり斜め上の回答ですね。たしかにスタイルはよさそうですけど。ジョンって熟女好きだったっけ?」
ジョン「まあ、聞けよ、次は光浦さん」
佐賀「え?光浦さんってお笑いコンビの?オアシズの?」
ジョン「そう。素敵じゃないか~」
佐賀「確かに知的といえなくはないけど・・・」
ジョン(釈然としない様子の佐賀を無視して)「そして近藤春菜ね」
佐賀「・・・一応確認するけどお笑いコンビのハリセンボン、だよね?ジョンって見た目は日本人で思考や趣味はは外国人みたいなとこあるけど、ちょっと極端すぎない?」
ジョン「まあまあ、ちゃんと話を最後まで聞けよ。この三人に共通する点はなにか?」
佐賀「共通点・・・」
ジョン「せーので言おうか。・・・せーの!」
佐賀「ブサイク」ジョン「メガネ」
ジョン「お前それいろんな意味で失礼だろ!」(佐賀のチンコをさわる)
佐賀「やめろ」
ジョン「メガネですよメガネ。俺はメガネをかけた女の人が大好きなの!」
佐賀(チンポジを気にしながら)「たしかに、メガネが好きって人はいますけどね」
ジョン「俺はメガネをかけた女の人じゃないと嫌なの。メガネをかけてると5割増で可愛く見えるからな」
佐賀「たしかにそういう部分はありますね。最近ファッションでメガネかける女の人も増えたみたいですけど」
ジョン「そんなの邪道だろ!」
佐賀「言いますねえ。じゃあなにが正道なんですか?」
ジョン「そんなの決まってるわ。目が悪くてコンタクトにしたいけどドライアイで仕方なくメガネをかけていますって感じの女の子がいいんだよ」
ジョン(早口で)「さらに黒髪でショートカットだと2割増背が低い子だと3割増巨乳だと7割増でかわいく見える」
佐賀「10割越えてるやないかい!っていうか巨乳の比率が高すぎだろ!」(ジョンの頭を撫でる)
ジョン(下品な笑い顔で)「小さくてショートカットのロリ顔で巨乳って、いいやろ?」
佐賀「それは、まあ・・・」(グヘヘと二人下衆顔でニヤつく)「たしかにメガネは知的に見えるというか、メガネを外すと、あれ、この子こんなにかわいかったの?的な」
ジョン「お前なに言ってんの?メガネを外したらメガネっ子じゃないだろ。メガネっ子はメガネをかけてるからこそいいんだよ。メガネのメガネによるメガネのためのかわいさだってわかんないの?」
佐賀「なにその【人民の人民による人民のための政治】みたいな言い方だね」
ジョン「とにかく、メガネを外したら【あれ、お前ってそんなにかわいかったか?みたいな恋愛漫画によくあるシチュエーションのとは違うんだよ。メガネをかけている事自体がかわいさのステータスをあげてるんだ。そう【かわいいは作れる】!」
佐賀「なにそのどこかで聞いたCMのキャッチコピー」
ジョン「わいはなあ、メガネっ子が好きなんや。もうたまらへん」
佐賀「ジョン君福岡育ちですよね?」
ジョン(女口調で)「あたい、目が悪くて・・・メガネかけてるけど、なんか恥ずかしい・・・・(本来に戻って)くぅ~~たまらへんわ~!!!」
佐賀「あの、福岡育ちですよね?話がブレてませんか?」
ジョン「お!上手い!目が悪くて視界がブレてるのと話題がブレてるをかけてきましたか!腕上げたね~」
佐賀「いえそういうつもりじゃ全くなかったんですけど・・・でもそれだけ好きなら、大好きな女の子のメガネを盗んでみたいとか、そういう危ないことも考えてるんじゃないでしょうね?やめてくださいよ」
ジョン「お前のほうが危ねえよ」(佐賀のチンコを触る)
佐賀「だからそれやめろ」
ジョン「お前さ、上戸彩が好きだからといって【戸】を盗もうと思うか?」
佐賀「言ってることがよく判らないですけど」
ジョン「堀北真希が好きだからって【北】を盗んで【きたない】とかやろうと思うか?」
佐賀「ますますブレてきましたね」
ジョン「上手い!それは・・・」
佐賀「もうそれはいいんですよ。ちゃんと説明してくださいよ。お客さんもキョトーンとしてますよ」
ジョン「だからさあ、メガネっ子っていうのはメガネと女の子は一体化してんの。両者は不可分の存在なの。それをメガネだけ盗んでも仕方ないだろってことだよ。ことわざにもあるだろ【メガネは顔の一部です】って」
佐賀「聞いたことないですよメガネ屋の回し者ですかあなたは」(ジョンの頭を撫でる)
ジョン「少しはメガネの素晴らしさをわかってくれたか?」
佐賀「あなたが変態だってことは充分わかりましたよ」
ジョン「ならいいよ」
佐賀「そこは否定しないのかよ!」(ジョンの頭を撫でる)
ジョン「まあ、こうやって一度もドつかれずに漫才やってきたわけですけども」
佐賀「わたしのチンコ触ったのは一体なんだったんでしょうか」
ジョン(完全に無視して)「でもね、これも一種のドツキ漫才なんだよ」
佐賀「どこがですか?」
ジョン「度の入ったメガネの漫才、つまり【度付き漫才】ってこと」
佐賀「もういいよ」
二人「どうも、ありがとうございました~」
by telomerettaggg
| 2014-02-12 19:53
| E PZ 16-50mm F3.5-5.